グリーフケアスクール
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看護師・助産師さま向け グリーフケアスクール ―実践型―

医療業界とグリーフケアスクールの背景

 日本は高度成長期を経て、一億人以上の人口を有す大国となりました。一方で、高齢化は進行し続け、2025年には最も人口の多い団塊の世代が後期高齢者となります。様々な喪失を経験する方が増え、現実的に死・看取りを意識することが多くなる時代になっていきます。 また、自然災害・犯罪被害・自死など、遺族にとっては突然の死もいつでも起こり得ます。東日本大震災では、約1.8万人が死亡または行方不明となりました。数年経った今でもなお、人々と地域にその爪痕を残しています。今後発生するとされる南海トラフ地震では、約32万人の方が、死亡または行方不明となると想定されています。
 人口減少社会にあって、死・看取りを経験する人が増える一方で、周囲でグリーフ経験者を支える人が少ないことは大きな問題です。グリーフを経験すると心身への影響が大きく、疾病罹患率や死亡率も高まります。また、労働効率や社会活動の低下による経済損失など、個人・社会に対して様々な影響が数年にわたり生まれます。人と人の距離感が変わった今、社会に併せて、グリーフ経験者を支えるコミュニティ作りが求められています。
このような背景を受け、当協会はグリーフケアスクールを開設しました。中でも看護師は、死に瀕する患者・家族と密接に関わる職種です。患者が生きている間の経験が、遺族にとって救いになることも少なくありません。患者の生前から死後にかけたケアの担い手として、看護師は重要な職種の一つです。また看護師自身が経験するグリーフに対して、ケアを学ぶ必要性も説かれています。
当協会の講義は、グリーフ概論はもとより医療現場でのケア実践を目標に、ご遺族への個々対応及びグループアプローチの実践もカリキュラムに取り上げています。また、サポートグループ運営をされる際に必要なファシリテータースキルも実践的に学べます。グリーフケアを理解・実践するために役立つ、様々な概念を学ぶこともできます。講師は、医師、看護師、遺族、大学教員、公認心理士など多方面でグリーフケアを実践・研究されている方々です。専門性を活かしながら、それぞれの現場から見たケアについて学ぶことができ、受講生が現場で行動を起こす際にも十分なスキルが身に付くと考えています。