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お知らせ(2015.6.8)

2015年6月7日(日)、京都大学 芝蘭会館稲盛ホールにおいて京都グリーフケア協会が主催する第一回グリーフケアシンポジウムを開催いたしました。

2015年6月7日(日)、京都大学 芝蘭会館稲盛ホールにおいて京都グリーフケア協会が主催する「第1回グリーフケアシンポジウム」を開催いたしました。

基調講演には柏木哲夫氏をお招きして、ご講演を頂きました。
また、池永昌之氏のコーディネートで当協会講師をしていただいている柏木雄次郎氏、奥野茂代氏、白山宏人氏、坂下裕子氏に講演をいただきました。
それぞれの立場からグリーフケアのお話を頂きました。

当日は200名を超える多くの皆さまにご参加頂き、本当にありがとうございました。
また、今回予想以上のお申込みをいただき、かなり早い段階で定員に達しました。
多くの方がキャンセル待ちでのご登録となり、申し訳ありませんでした。

◆第1部−パネルディスカッション

コーディネーターは池永昌之氏(淀川キリスト教病院 ホスピス・こどもホスピス病院 副院長)、パネリストは柏木雄次郎氏(関西福祉科学大学 社会福祉学部 臨床心理学科 教授)、奥野茂代氏(長野県看護大学名誉教授)、白山宏人氏(医療法人 拓海会 大阪北ホームケアクリニック院長)、坂下裕子氏(遺族会 小さないのち 代表)の4名の方々です。

「わが国でグリーフケアを実践していくために、今後の課題は何か」というテーマを思いながら4名のパネリストそれぞれの立場からグリーフケアを考えて頂き、講演を頂きました。
柏木雄次郎先生は心療・緩和医師の立場から、奥野茂代先生は看護師の立場から、白山宏人先生は在宅医師の立場から、坂下裕子先生はご遺族の立場から、具体的な事例を交えたお話はとてもわかりやすく、様々な目線からみたグリーフケアは参加者個々の立場に大いに参考になったのではないででしょうか。

参加者のアンケートを一部紹介します。
○「グリーフケアの本来の理解を得ることができた。遺族の悲しみにもっと向き合っていきたいと思いました」 看護師
○「悲しみを励ますことでない。向き合うことが大切、そして寄り添うことが必要に共感しました」 介護・福祉従事者
○「それぞれの立場からのグリーフケアについての講演を聞き、悲しむことの大切さ、人とのつながりをケアすることの大切さ、寄り添うことの大切さを学ぶことができました」 看護師

◆第2部−基調講演

「悲しみに寄り添う ホスピスにおけるグリーフケア」をテーマに柏木哲夫氏(淀川キリスト教病院理事長/淀川キリスト教病院名誉ホスピス長大阪大学名誉教授/ホスピス財団理事長)に講演を頂きました。
寄り添うことの大切さ、10個の人間力の大切さを柏木先生の体験を交えてお話頂きました。
柏木先生の笑いを交えたユーモアのある話に会場は引き込まれました。

参加者のアンケートを一部紹介します。
○「グリーフケアで私達看護師が何をしなければならないか、よくわかりました。
今後のケアに役立てることができそうです。人間力、寄り添う力大切にしたいと思いました」 看護師
○「柏木先生の体験談を交えながらの話で、話に入り込んでしまいました。
支える寄り添うというのが下から、横からという新しい視点で考えることができました」 看護師
○「経験豊富な先生の話がきけて良かったです。支えると寄り添うの意味が違うことがよくわかりました。
話が面白くて楽しくきけました」 介護・福祉従事者

全国から数多くの看護師、介護福祉従事者の皆さまにご参加頂き、誠にありがとうございました。
講演を頂きました先生方、また、お手伝い頂きましたボランティアの皆さま、そして当日参加頂きました皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまからのご協力頂き、初のシンポジウムを無事に開催することができましたこと、心よりお礼申し上げます。
※時間の関係で、第1部のパネルディスカッションの時間を省略せざるを得なくなってしまい、大変申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

淀川キリスト教病院 理事長 柏木哲夫 先生の基調講演

熱心に聴講される参加者の皆さま