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理事長あいさつ

 一般社団法人京都グリーフケア協会は平成23年より死別により悲しみを抱えている方々を支援する場所としてこころ癒される古都、京都七条に開校いたしました。
 自殺、若年層の不本意な死、最愛の方の突然の死、など、愛する方の死は必ず悲嘆を伴います。 地縁血縁社会と呼ばれ、人と人が強い絆で結ばれていた時代には、これらの悲嘆は地域や家族がケアしてきました。 しかし、現在は地域コミュニティーの希薄化や核家族化により、地縁血縁社会は崩壊に向かい、 最愛の方を無くされた方の死別による悲嘆(グリーフ)は地域や家族に癒されることなく、 時間のみが解決の手段となっています。また、増々進行する無縁社会と高齢社会の中で、最愛の人との死別による悲嘆を抱える人々は、 相談する相手さえなく、苦悩し続けること以外に解決方法がない社会となっています。
 悲嘆は病気ではなく、通常は時間と共に癒されていきます。しかし、適切なサポートが得られなかった為に、 人生を変えてしまう方々も少なくありません。地縁血縁社会が崩壊に向かい高齢社会に拍車がかかり看取りの方法さえ変りつつある今、個人と社会が有機的に繋がる新しい仕組みが社会に求められており、 そんな中でグリーフケアの普及が社会の一助となりえる事を信じ当協会は活動しております。

 また、個人と社会が繋がる仕組みの一つとして、 死に直面する職業従事者のグリーフへの知識が重要な課題となります。その為、悲嘆に関わる代表的な職業の看護師・介護福祉従事者・葬祭業従事者に対する教育機関として、各業種が抱える問題に対して、 より専門性を学んで頂けるようグリーフケアスクールを開講させて頂きました。

 スクールでは専門性を学ぶ為に、「学術的な理論と」共に、「実体験」、「現場での取組事例」 の3方の視点からグリーフケアを学ぶ必要があり、次の様な講師陣と教室を提供させて頂いております。 講師陣に関しては、

  • ご遺族会の運営やカウンセラーとして長くグリーフに関与する活動をされている先生。
  • 病院など医療機関でグリーフに関与する研究・業務、カウンセラーなどをされている医療従事者・看護師の先生。
  • 大学や教育機関でグリーフや心理学などを研究、教鞭をとられている先生

を講師としております。また、教室は8名程度のゼミ形式とし、グループワークを多用し、 気付きと実践を養う形を取り入れています。
 今後益々必要性が増えるであろうと考えられるグリーフケア。当協会で学んで頂くことで、 深い悲しみを抱える方々に寄り添う体系を構築いただければ幸いでございます。

平成23年9月吉日

京都グリーフケア協会

理事長 上野山栄作