講師・カウンセラー紹介 詳細
村上 典子
神戸赤十字病院 心療内科部長
略歴
1987年3月、関西医科大学医学部卒業。
5年間の内科医としての経験を経て、1992年1月から関西医大第一内科心療内科部門(現・心療内科学講座)に所属。
1996年4月、神戸赤十字病院心療内科勤務となる。
2003年8月、神戸赤十字病院が須磨赤十字病院と合併、新築移転。同部長となり現在に至る。
専門分野
災害時のメンタルケア、グリーフケア
学会
日本心療内科学会専門医、理事。
同学会災害支援プロジェクト統括。
日本心身医学会指導医、代議員。
日本グリーフ&ビリーブメント学会理事。
日本災害医学会評議員。
日本スピリチュアルケア学会代議員。
日本サイコオンコロジー学会代議員。
活動について
*1995年の阪神淡路大震災の1年後に、被災者へのケアを目的に、神戸赤十字病院に開設された心療内科に赴任し、以後、現在まで復興期の被災者の診療にあたっている。
*日赤救護班、日赤こころのケア指導者として、新潟中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)、西日本豪雨水害(2018年)など、様々な災害に支援活動を行っている。
*JR福知山線脱線事故(2005年4月)を契機に、災害時の遺族へのグリーフケアや遺族・遺体に関わる救援者のメンタルケアを考える「日本DMORT(ディモート:災害死亡者家族支援チーム)研究会」を災害医療従事者と共にたちあげ、2017年7月、「一般社団法人日本DMORT」となってからは副理事長を務める。
*心療内科医として、様々なご遺族の診療をおこなうかたわら、グリーフケアや災害時メンタルケアに関する講演活動を全国で行っている。近年は特に警察官向けの研修会に力を入れている。
*2018年、志を同じくする研究者や実践家と共に、「日本グリーフ&ビリーブメント学会」をたちあげ、理事を務めている。