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受講者の声 看護師・助産師コース

受講者の声

嘉永 光代 様
福岡県内科
嘉永 光代 様


内科病棟の看護師として、終末期の患者さんやご家族と関わらせていただくこともあります。患者さんの限られた時間を、できるだけ家族と過ごしていただきたいと思いながら関わってきました。看護師として患者さんや家族にもっと何かできたのではないかという思いを感じることも毎回でした。予期悲嘆に関する知識がなかったため、思いもよらない言動に戸惑うことも多々ありました。

そんな中、グリーフケアという言葉を知り、学ぶ必要性は感じていましたが、どこで学べるのかも分かりませんでした。後日京都グリーフケア協会のホームページにたどりつきました。月2日×3ヵ月の日程で、遠方からでも通うことができることが決め手になりました。

さまざまな分野の専門家の講義を京都の町家で、少人数で学ぶことができたという環境は、本当に恵まれていたと思います。各地から参加されていた受講生との意見交換ができたことも大きな学びになりました。

私が京都グリーフケア協会で教わったことは、グリーフケアサポーターとしてのあり方だと思います。グリーフケアを学ぶ前は、自分が患者さんや家族に対して何かをしなくてはと考えており、実は自分を見ていたということに気づきました。グリーフを主に経験するのは病院では患者や家族であり、私たち看護師は、ただそばで寄り添うだけなのだ、そしてそのことが意外に難しいことなのだと改めて気付かされました。

実際には、基礎級、上級、アドバンストサポーターと7ヵ月京都に通いました。貴協会での学びを、患者さんや家族へのケアに活かしていくのはもちろんですが、患者さんの看取りを経験しグリーフを感じているスタッフや、家族等を喪い、グリーフの当事者でありながらも仕事を続けているスタッフへのケアにも目を向けていきたいと思います。そして、これからもグリーフケアを学び続けたいと思っております。



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