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受講者の声 看護師・助産師コース

受講者の声

新谷 明美 様
独立行政法人 国立病院機構 東京病院
緩和ケア病棟
看護師
新谷 明美 様


 これまでの看護師経験の中で、多くの患者さんの看取りに関わり、忘れられない出会いを数多く体験しました。今までは、患者さんのケアをしていくのが精一杯で、業務に追われていたように思います。急性期病棟で、身体的にも精神的にも苦しみながら亡くなっていかれる患者さんを目の前に、無力さを感じ、少しでも苦痛を緩和させることはできないかと思い、緩和ケアを勉強し始め3年前より緩和ケア病棟に勤務しています。
 グリーフケアに関する専門的知識もない中、日々悩みながらケアをしてきた中で、患者さん自身やご家族から学ぶことも多く、その言葉に癒され励まされることに気付かされたこともありました。「看護を続けてきてよかった。」と感じることも多くありましたが、反面「他にもっと何かできることはなかったのか?」と悩み落ち込むこともありました。そのような中で、病棟に送られてきた京都グリーフケア協会の案内を偶然に目にし、グリーフケアについて学んでみたいと思い、今回受講させて頂きました。
 鴨川に面する京町屋で、静かに落ち着いた環境は、居るだけで癒しを与えてくれ、落ち着いて学ぶことができました。少人数制でグリーフケアを学びたいという同じ思いで集まった仲間と一緒に学べたこと、講師の先生方との距離が近く、質問しやすい環境で学べたこと、スタッフの方々の心配りがあったこと、全てに心癒され、仕事で疲れていても毎回京都に行くことが楽しみでした。
 毎回、受講を終えて病棟に戻った時には、仕事に向き合う自分自身の気持ちが少しずつ変化していったのを感じることができました。自分自身を振り返り、向き合ったことで、様々な気付きを得ることができ、その大切さを知りました。これまでは、私に何かできることはないかと考えてしまうことも多かったですが、「ただ寄り添う」ことの意味、「寄り添い続けられる自分であること」の大切さを知り、私の強みとなりました。
 今回、このような貴重な学びの場と出会いを下さったことに深く感謝しています。ありがとうございました。



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