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2017/2/10
グリーフケアスクール 介護・福祉従事者コース上級 第4日を実施しました。

講師は、荒牧敦子先生です。

荒牧先生は、公益社団法人認知症の人と家族の会京都府支部の代表として、活動されています。

20年間、家族介護者として、認知症・非認知症それぞれを経験されながら義母を老人病院、実父母を在宅で、ご主人を総合病院でそれぞれ看取られました。

本日は、家族介護者当事者としてのご経験からそれぞれをどのように介護し、どのように感じていたかなど、実際の体験を中心にお話いただきました。

認知症の家族介護者が持つ実際の気持ちやおかれた状況を知ることで、普段のケアに役立てていただけたらと考えています。

当協会では、遺族会代表や在宅看取りの経験者、家族介護者の方など当事者の方々にもお話いただいています。

当事者側の視点から学ぶと多くの気づきがあり、ケアの双方向性を考えられるようにしています。

以下、アンケートをご紹介します。

・約20年間の実体験の生の声を聞くことができて、非常に貴重な時間を持つことができました。教科書などではなく、本音の言葉を聞くことができたと感じています。専門用語などないので、リアルにその時の情景が目に浮かぶほど、わかりやすかったです。生の声を介護者にお伝えすることができ、負担や疲れを感じている人の何かのきっかけに繋がればと思います。

・ゆっくりしたテンポで先生の温かな気持ちが伝わる講義でした。質問も十分できました。20年間介護してこられた実体験を元にした講義で、難しい言葉もなく理解できました。グリーフケアの研修に活用するつもりでいる。サ高住のほとんどの方が認知症のため認知所の家族の方の気持ちを知ることは大切だと思う。

・実体験された方の生のお話は、聞いてみないとわからないことがたくさんあり、聞けて良かった。身近に起こる「あるある」ってことの中の、介護者の想いが聞けて良かった。介助の方法、かける言葉で傷つけるなどこれから役立てます。


2017/1/30
2016年度・第8回公開講座が「認知症をもちながら老い、逝く高齢者のケア」のテーマで開催されました。

1月29日(日)当協会で、第8回公開講座を実施しました。

講師は中筋美子先生です。中筋先生は兵庫県立大学看護学部で助教として活躍されています。老人看護専門看護師の方です。
特に高齢者看護、特に認知症看護を専門として、大学での教育・研究活動と共に、医療機関での実践活動や専門職支援にも取り組まれています。

受講生のご感想をご紹介します。

○生活の質を一番に考えて高齢者に関わる視点を忘れかけていた自分と向き合うことができました。今日見たDVDを活用したいと思います。とても良い環境で学ぶことができました。心が穏やかになれました。ありがとうございました。

○認知症についての知識が深まった。高齢者や認知症についてのガイドライン、映画、本からの引用など知らなかったことを知る事が出来、明日からのケアに活用してきたい。利用者、ご家族にもご紹介したいです。私自身の学びの宝にもなると思います。先生の思いが伝わってきたので感動しました。

○高齢者の受け止め方が変わった気がする。意志決定の支援を充実する必要があると思った。施設内での意志決定支援のために考えている「私のこころづもり」のバックボーンとなる部分を多くもらった。

○認知症を持つ人が体験している世界を改めて感じ、ケアに役立てていきたい。終わり良ければすべて良しと思うようにしてきましたが、それまでの関わり、ケアの過程がとても大事である事、お互いのその人らしさを知れるようにしていきたいと思った。

○認知症のある方に対するケアの考え方を学ぶことができ、認知症の人がしている体験を知ることができました。将来、自分の家族や自分も体験するかもしれないこととして、意思決定などについて話し合っていきたい。もう一度、資料を見直して伝達講習を行おうと思います。

今回も参加いただいた受講生の皆様、中筋先生、ありがとうございました。


2017/1/30
第2回 近畿周産期精神保健研究会のお知らせ

第2回 近畿周産期精神保健研究会が開催されます。
今回は、当協会設立当初より講師としてご支援いただいている、船戸正久先生が会長となります。
領域の方で、ご興味のある方は行かれてみてはいかがでしょうか。


【会期】
平成29年2月25日(土) 14:00〜17:00 ワールドカフェ
2月26日(日)  9:00〜17:00 研究会

【会場】
新大阪丸ビル 別館(JR新大阪駅 東口徒歩5分)
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-18-22

【会長】
船戸正久(大阪発達総合療育センター 副センター長)

【会費】
個人5,000円
※ワールドカフェのみの申込み不可
※抄録は当日500円で販売。
※事前申込登録(5,000円)で、参加費・抄録が無料となります。

【申込み先】
第2回研究会事務局 大阪発達総合療育センター 総務課・医局代表:寺裏
TEL 06-6699-8731
FAX 06-6699-8134
Email:teraura@osaka-drc.jp

【会長講演】
座長 窪田昭男(和歌山県立医科大学第2外科学長 特命教授)
「多職種協働で支援するpatient & family-centered care」

【特別講演】
座長 鍋谷まこと(淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院院長)
「Perinatal multidisciplinary for palliative care(周産期における多職種協働による緩和ケアアプローチ)」
Margarita Bidegain MD, MHS-CL (米国Duke大学医学部・小児科准教授)

【シンポジウム】
1、「多職種協働で胎児のいのちをどのように大切に守るか」
Modulator :
和田浩(大阪発達総合療育センター医師)
猿田美雪(淀川キリスト教病院 NICU看護師)

シンポジスト:
宮田郁(大阪医科大学 リエゾン精神看護師)
高橋雄一郎(長良医療センター 産科医師)
武井安津子(愛仁会高槻病院 新生児小児科医師)
佐藤裕美(愛仁会高槻病院 NICU 看護師)
出崎躍(淀川キリスト教病院 臨床心理士)
森喜宣・香奈(大阪医科大学 家族)
柴田兼作(淀川キリスト教病院 家族)

【シンポジウム】
2、「多職種協働で支援するNICUからの地域生活移行」
Modulator :
望月成隆(大阪府立母子保健総合医療センター 新生児科医師)
近藤正子(大阪発達総合療育センター 医療相談室 MSW)

シンポジスト:
祝原賢幸(大阪府立母子保健総合医療センター新生児科医師)
山口真帆(同センター NICU 看護師)
西野千絵(同センター 母性外来看護師)
川野由子(同センター 心理士)
熊清彰(愛染橋病院 小児科医師)
松岡雅一(訪問看護ステーションリハステージ PT)
久保田恵巳(くぼたこどもクリニック 医師)

【ワールドカフェ(事例から学ぶ)】
Facilitator :
杉原康子(大阪発達総合療育センター 臨床心理士)
川野由子(大阪府立母子保健総合医療センター 臨床心理士)
吉田まち子(同センター 看護師)
脇田菜摘(済生会吹田病院 心理士)
出崎躍(淀川キリスト教病院 臨床心理士)
小寺智子(高槻病院 臨床心理士)


2017/1/26
看護師向けアドバンストグリーフサポーター資格取得コースを実施しました。

アドバンスコースは、基礎級(6日)・上級(6日)を修了後に受講していただけます。
日程は2日間。
今回は6名の方が、福岡県や埼玉県など遠方から参加されました。
講師は、鈴木志津枝先生(神戸市看護大学 学長)と関谷共未先生(大阪あべのカウンセリングルーム代表)です。
様々な概念を踏まえ援助的コミュニケーションについて理解し、アサーションや自己覚知についても学びます。講義の最後には小論文を書き、自らと向き合う時間を設けています。

受講後の感想を紹介します。
【鈴木先生】
・危機モデル、エンリッチメントといった今まで知識のなかった内容を学習できました。特にエンリッチメントは介護の分野から始まったと学び、日々の介護の中で行っているケアをエンリッチメントに繋げて皆と共有していけるよう活用していきたいです。

・在宅療法に移行する際の支援方法を理解できていなかったので、先生から訪問看護師が求めるニードや現場の話を聞くこともでき、今後に活かそうと思いました。家族適応の二重ABCXモデルをもっと深く学び、家族が感じるストレスに対処していきたいと思います。

・家族ケアについての適応モデルを知りアセスメントの手がかりができた。事例からだとじっくり気づくことができるので、実例を記録におこして振り返ることも大切だと思いました。

【関谷先生】
・アサーションのチェックが新しい自分を見つけたように思えた。時々自分でやってみたいと思いました。わかりやすく話してくださりディスカッションもたくさんできたのでとても満足しています。自分ががんばっていたことを皆さん認めて下さって、それがかなりの喜びとなることが予想以上でした。

・自分が負い目に思っていた事も、他の人から+に見られた事の嬉しさや、自らの思いを伝えることの大切さについて、気づかされた授業でした。

・アサーション度チェックリストでは日々自分があまりストレスを抱えていないことに気付くことができました。この研修前だともっと違う結果が出たと思います。セルフケアやディタッチメントのチェックシートなど自分自身を知る上で、とても参考になりました。職場でも紹介したいと思います。

参加していただいた皆様、お疲れ様でした。
次回は3月23日(木)・24日(金)の予定です。


2017/1/5
第8回グリーフ&ビリーブメントカンファレンスのご案内

今年もどうぞよろしくお願い致します。
本日は、第8回グリーフ&ビリーブメントカンファレンスをご案内します。

■日時  2016年2月4日(土)10:00〜16:00(受付10:30〜)

■場所 龍谷大学大阪梅田キャンパス
大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウェストオフィスタワー14階

■アクセス
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_osaka.html
*例年と会場が異なりますので、ご注意下さい。

■対象
遺族支援に携わる専門職や医療関係者、関心のある学生

■参加費
2000円(学生無料)

■お申し込み
不要

■主催
日本ホスピス緩和ケア研究振興財団、グリーフ&ビリーブメント研究会

■問い合わせ
グリーフ&ビリーブメント研究会事務局
griefandbereavementconf@gmail.com

■当日のプログラム
9時30分〜  受付開始
10時     開始 挨拶
10時10分〜  講演「患者が経験する同病者の死とその反応」
演者 大西秀樹(埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科教授)
座長 石田真弓(埼玉医科大学国際医療センター 精神腫瘍科助教)
12時30分〜 講演「長期悲嘆に影響を与えている直後のケアのあり方〜当事者の視点
より〜」
演者:本郷由美子(大阪教育大附属池田小学校事件被害者遺族、精神対話士)
座長:黒川 雅代子(龍谷大学短期大学部 准教授)

14時10分〜 講演「薬害HIV遺族のピアサポート」
演者:鈴木葉子(滋賀県HIV派遣カウンセラー、臨床心理士)
座長:村上典子(神戸赤十字病院 心療内科部長)

16時 終了

ご興味のある方は行かれてみてはいかがでしょうか。

pdfダウンロード


2016/12/22
年末年始営業について

平成28年12月29日(木)〜平成29年1月4日(水)の期間、お休みをいただきます。

今年もあとわずかとなりました。
皆様にはお世話になり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。


2016/12/22
グリーフケア講座(神戸市主催)のご案内

詳しくは添付ファイルをご参照下さい。

【専門家と経験者から聞く グリーフケア講座】

講師:坂口幸弘先生(関西学院大学 人間福祉学部 人間科学科 教授)
   坂下裕子さん(こども遺族の会「小さないのち」代表)

日時:平成29年2月9日(木) 18:30〜20:40

場所:勤労会館308号室(神戸市中央区雲井通5-1-2)

定員:120名

受講料:無料

問い合わせ先:ひょうご被害者支援センター「グリーフケア講座」係

主催:神戸市

申込み期限:平成29年1月26日(必着)

※お申込みはチラシをご参照の上、問い合わせ先に直接お願い致します。


2016/12/6
2016年度・第7回公開講座が「在宅における緩和ケア〜がんと非がん〜」のテーマで開催されました。

12月4日(日)当協会で、第7回公開講座を実施しました。

講師は岡本双美子先生です。岡本先生は大阪府立大学大学院 看護学研究科 家族看護学 准教授としてご活躍されています。

現在、「在宅終末期がん患者を看取る家族のグリーフケアに関する看護師の教育プログラムの開発」や 「終末期がん患者とその家族への在宅療養移行における支援内容とその評価」、 「小学生を含む地域住民への看取りに関する写真展と講演会を通した死生観の育成への効果」などの研究に取り組まれています。

受講生のご感想をご紹介します。

○興味のある内容でありすぐに仕事でも活かせる内容だった。グリーフケア、子どもへのケア、エンゼルケアなど病棟で困ることも多いのでスタッフと知識共有したい。

○非がんの方への緩和ケアの基本がわかりました。もっとそれぞれの持つ疾患についても考えながらケアしていきたい。グリーフケアの実際についてスタッフに話をし、事例検討会をしたい。

○緩和ケアについて初めから学ぶことができて良かった。予期悲嘆についてのケアや、家族ケアは今後学んだことを実践していきたい。

○緩和ケア、非がん患者へのケアが十分でないが、非がん患者の事を求められる事が多くあるので、職場で啓発活動を行いたい。

今回も参加いただいた受講生の皆様、岡本先生、ありがとうございました。


2016/11/28
2016年度・第2回公開セミナー「グリーフを小さくするための事前ケア」のテーマで開催されました。

11月27日(日)知恩院和順会館で、第2回公開セミナーを実施しました。

講師は沼野尚美先生です。沼野先生は、チャプレン・カウンセラーとして今まで9つのホスピスで勤務し3000以上の方々の生と死に関わってこられました。

死亡という形でケースが終わった後、遺族にグリーフケアを提供することは、臨床現場では難しいことも多いです。

今回は講義テーマに基づき、やがて訪れる大切な人の死とグリーフに対してできるだけ良く作用するような、事前の心得やコミュニケーションのとり方、家族ケアについてお話いただきました。

受講生のご感想をご紹介します。

○いろんな患者、家族のお話が聞けたことが良かった。テンポの良いお話、先生の観点や感性を感じることができてとても心に響きました。アドバイスも生々しく、現場に沿ったものだったのでこれからすぐに活かせそうなものばかりでした。本当に素晴らしい講義でした。

○実際の患者・家族の声が聞こえるかのようなお話でとても心に入ってきました。Nsの声掛け、コミュニケーションが大切だと思いました。本当に充実した講義でした。
○在宅でも同じ様に本人・家族の生活・暮らしを支える日々の中で悩み、落ち込み、困惑する事が多く、また現場では一人であることも負担となります。しかし本日のお話で思考がとても整理できました。

○グリーフケアは死別後にするものと思っていました。亡くなる前にもできることがたくさんあることを学んで、看取りのケアに活かしていきたいと思います。常に学習が必要だと感じました。

○終末期における患者家族への対応や考え方についてしっかりと知ることができた。
また、スタッフへのグリーフケアも大事である事がわかり、今後の自分のケアやスタッフへの対応について活かせると思いました。クリティカルケア領域でのグリーフケアや家族ケアについても学んでみたい。

○ご家族への説明の重要性が良くわかった。高齢者施設で、家族自身が「もう年だから」と言いながら、安定していた高齢者に体調の変化があったり、急に逝くことがあると受け止めきれていないことがある。大切に思っているからこそホームに預けておられるので、十分な事前説明が必要だと感じた。

参加いただいた受講生の皆様、講師の沼野先生、ありがとうございました。


2016/11/1
第1回 介護・福祉従事者コース中級が修了しました。

介護・福祉従事者コース中級は4日間。

講師は、大学教授(心理学)、遺族会代表、カウンセラー、緩和ケア医師の4名です。

講義は患者の死別前後を問わず、患者本人と家族が持つグリーフに対してどのように関わるのかをテーマにしています。

グリーフケアは個別性が高いものです。
また、グリーフケアを意識することで専門職自身が共感疲労を持つこともあります。
答えがないと終わりにせず話し合うこと、そして専門職自身の感情を受け止め合うことも大切です。

そのため当協会は少人数制を採用しています。
受講生の皆さまが経験した、介護・福祉の現場で起こったケースを話し合い、ご自身の気持ちや感情と向き合える時間になればと考えています。

受講生のご感想(沈沢欣恵先生講義時)をご紹介します。

○抽象的な概念もスライドや映画、ドラマ、書籍からの引用と紹介など用いておられ分かりやすかったです。またナラティブアプローチについても分かりやすく大変勉強になりました。デスカンファレンスや看取りについて情報共有やお互いの経験を、否定せずに語り合うことはグリーフケアの理解に大変有効だと思います。

○自分の経験を書くこと、伝えることで気持ちが変わることを学びました。

○ちょうどよいスピードの講義で、受講生方々の話も色々聞けてよかった。職場で研修を行う際にも、死について自分自身のことに併せて考えてみるなど、いつもの決まりきった研修内容とは違う内容で研修ができると思う。

○回数を重ねる事で、それぞれの先生が言われた重複している部分の理解が深まり、違うニュアンスや気づき、そういう考え方もあると引き出しが増え、進化しているように感じた。分かりやすい言葉で伝えて下さり、質問しやすい環境だったため、講義中も置き去りにならなかった。個人や文化によって違いはあるが、利用者が亡くなる前からお話する時間を少しでもとれるようにしていきたいと思った。施設でも共有したいと思う。


第1回 介護・福祉従事者コース上級は1月16日からスタートします。
上級は合計6日間。
今後増える「認知症」と「がん」に焦点を当てて、患者と家族のグリーフを考えられるようにしています。
講師は臨床経験豊富な医師の方々に加え、当事者の視点も大切に考え、認知症家族の会の方にもご登壇していただきます。

それではまた。


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